2011年9月28日
市民が参加する裁判員裁判の日程について、横浜地検は23日までに、他の刑事裁判と区別して1カ月分を事前に公表する取り組みをホームページ(HP)で始めた。独自に日程情報の提供を続ける市民団体は、地検の取り組みを評価している。
これは裁判員制度のPRと傍聴希望者への情報公開の一環とのこと。開示情報は初公判の日時と公判日数、罪名のみで被告の氏名は除く。「被害者のプライバシー保護や少年法を考慮し、積極的な公表は難しい」として、性犯罪や被告が未成年の場合は掲載を見送った。最高検によると、日程公表は各地検の判断に任されている。
市民からの提言や地検の取り組み―。制度見直しが可能、と裁判員法が規定する来年5月まで1年を切ったが、横浜地裁は「情報の正確性や事件関係者のプライバシーなどに考慮し、開示情報を決めている。現時点で変更する予定はない」としている。日程は横浜地検HP(http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/yokohama/)で閲覧できる。
※引用
2011年9月24日 神奈川新聞カナロコ
「裁判員裁判の日程をHPで事前公表、横浜地検が制度PRで/神奈川」